「ほっ」と。キャンペーン

マイケル・ジアチーノさん → 「UP(邦題:カールじいさんの空飛ぶ家)」

世界の音楽家カード「アレクサンダー・カレッジ卿」の
中でも少しだけ、触れさせていただいた
「スタートレック フューチャー・ビギンズ」の
素晴らしい音楽家、マイケル・ジアチーノさん。
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このスナップは、
現在、全米公開中のピクサー作品「UP」
(邦題は「カールじいさんの空飛ぶ家」、日本公開は年末)
のサウンドトラック・レコーディング時のものです。
柄シャツがジアチーノさん。
んで、その後ろの白いTシャツが、
監督のピート・ドクターさん。

この映画。
さすがピクサーです。
スタンディング・オベーションな大名作です。
(ひと足先に、見させていただきました。)
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(クリックで、予告編が始まります)

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前作「ウォーリー」も大号泣の名作でしたが、
(観てない方は、騙されたと思ってご覧ください。ただのロボットのお話じゃあ、ないんです)

今回、序盤から号泣。
ラストショットで、大号泣です。
ネタバレ、というか完全なフライングになってしまうので
ストーリーは少しだけ。
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カールとエリーは幼馴染。
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やがて二人は結婚し、よく一緒に遊んだ小さな古い家を買います。
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カールは風船のセールスマン。
エリーの夢は、二人で冒険旅行に出かけること。
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・・・でも・・時は経ち。
あぁ、何故カールさんは一人なの?
どうして、そんなに寂しそうにしているの?
なんて、聞かないでください。
これからご覧になる方のために黙っておきます。
けれども、
ここまででティッシュ、ひと箱使います。
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カールさん、テイクオフです。
ここから先は、トレイラーにも出てくる
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翻訳首輪付きのわんこ・ダグや
押しかけボーイスカウトのラッセル君や
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チョコレート大好き怪鳥・ケビンが登場し
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こんなアマゾンで!
(この風景は、このドラマのキーです。よく覚えておいてください。きっと、知らないより10倍楽しめます)
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こんなジャングルで!
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はたまた、こんな!
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空中で!!
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大冒険が展開します。

「カーズ」では、ディズニー小品アニメ「小さな青い自動車」を、
「レミーのおいしいレストラン」では、ミッキーマウスをパリの街に解き放って
ディズニーランドのアトラクションを、
「ウォーリー」では、ディズニー往年の実写SF作品を、
見事な最新テクノロジーを使って再構築したピクサー。
今回は、50年代のディズニー短編アニメ「小さな家」を
現代に蘇らせてくれました。
いつもタイガーは、彼らのお仕事に感動してしまいます。
テクノロジーは、どうでもいいんです。
普遍のストーリーづくりへの情熱、
観客への限りない愛情と先達への敬愛。
そんなものが、スクリーンから染み出しているようで
強く胸を打たれるんです。
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そんな彼らの愛情がいっぱい詰まった今回の新作「UP」。
今年のカンヌのオープニングも飾りました。
ちょっと、
邦題が・・アレなんで、興行が心配ですけれども
劇場の大きなスクリーンで、ご覧になることを強く、オススメします。

上の写真、実は「UP」の全てを物語っています。
映画をご覧になった後、またこのページでご確認ください。
ティッシュ、ひと箱、堪能できますよ。

では、今日はこのへんで。

また、お目にかかりましょう。
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# by tiger_tanaka | 2009-07-16 17:29 | 連想ミックス

レス・バクスター殿下 → 富田勲先生 → ジャングル大帝



以前の「世界の音楽家トレカ」でご紹介した
レス・バクスター殿下。
先刻、
アルバム「Ritual of the Savage」を流していました。
(日ごろ、音楽の蔓延した生活をしておりますが、
 たまに、息抜きで聴きたくなるんです)
ふと、
まだシンセサイザーを手にする前の富田勲先生の音楽を
思い起こしました。

これです。
NHKタイガドラマ第1作の「花の生涯」



若手オーケストレーターとしてNHKに大抜擢の富田勲先生ですが。
何せ、当時は、量産こそ品質を地でいくような方で、超売れっ子。
お仕事が速くていらした。
極めつけは、



これの前半部に収録されている(オリジナルが全て削除されていたので・・)
あの頃な皆さん、じゃなくてもご存知
NHK「きょうの料理」。

NHKの廊下で顔なじみのディレクターさんから、
「明日から放送なんだけど、なんかいいテーマ作ってくれない?」
と頼まれるのですが、みっしりとスケジュールの詰まった富田先生。
全く時間が取れません。
そこで、放送当日の待合室、わずか30分の時間で即興的に作曲、
という離れ業に出たのが、この40年以上も使い続けられている
NHK「きょうの料理」のテーマ。
すごい方ですね~。

そして、この売れっ子に
「あの大河ドラマの音楽の人が欲しい!」
そう、いきなり、ご本人に電話をかけて
サウンドトラックをオファーしたのが、手塚治虫先生。
真夜中に呼びつけておいて、
「君と話せるのは10分しかない、こんな雄大な曲を作ってください」
と手塚先生、自ら
ピアノに向かって、チャイコフスキーの交響曲 第5番 第2楽章を
弾いて聞かせたんだそうです。
その熱意に応えるかたちで、一気に富田勲先生が書き上げたのが

こちら



アニメ版「ジャングル大帝」のテーマ。
(笑)
やっと、ここまで来ました。
そもそも、USへの輸出アニメーションとしての構想から生まれた
アニメーション版「ジャングル大帝」。
音楽もディズニーに負けないクオリティーを要求された訳ですね。

この、タイガーの大好きだった「ジャングル大帝」。
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内容については、
やっぱり、おで様流!!
とても素敵に書かれていらっしゃるので、
タイガー、出番なしでございますが、
どうも、タイガーは原作漫画とアニメーションの記憶が
一緒くたになっているようなんです。

以前の記事に登場させた空想科学マニアの父タイガー、
実は手塚治虫先生マニアでもあり、
タイガー幼少期には、
よく「ジャングル大帝」を読み聴かせてくれたんですが
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このクライマックスで、必ず泣かされるのです。
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雪目で失明したレオとヒゲオヤジ、探検隊一行は
吹雪に襲われ、テントも吹き飛ばされ、
一人、また一人と倒れて行きます。
最後に残ったのは、
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レオとヒゲオヤジだけ。
レオは、どうせ自分は失明して生還できないからと、
ヒゲオヤジに、肉と毛皮の提供を申し出ます。
驚き拒むヒゲオヤジに、
レオは探検記録を持ち帰る義務があると諭すのですが
ヒゲオヤジはまだ、ためらいます。
突如、ヒゲオヤジに襲いかかるレオ!
とっさにナイフを使ってしまうヒゲオヤジ!!
吹雪の中、涙ながらに肉と毛皮を切り取るヒゲオヤジ!!!

「いやだー!! 死んじゃ、いやだー!」
何度も読んでもらってるのに、
だいたい、ここでタイガー、いつも絶叫です。
わんわん泣きながら、
まるで父がレオを殺したが如く、
父に訴えるという。

もう、タイガーにとっての「ジャングル大帝」というのは
これなんですね。
素晴らしい奇跡のドラマですが
子供の時分は、ただただ悲しいばかり。
未だに
このあたりの記憶が
アニメーションの画像に
完全にスリ替わってるんですけど
「進めレオ!」の最後って、こうではないです。
レオの息子が助けに来るんです。

あぁ、ちょっと面白いことをしようと
記事を書き始めたのに
また、思い出話になってしまいました。

相変わらず、読んで下さる方の
身に、全くならない駄文で、ごめんなさい。

ところで、この秋。
フジテレビで、「ジャングル大帝」の新作リメイクが放送されるとのことです。
舞台が近未来だったり、
キャラクターが随分違ったり、
どうやら完全な手塚ワールドではなさそうなのですが、
ちょっと楽しみにしています。

では、
今日はこのへんで。

また、お目にかかりましょう。
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# by tiger_tanaka | 2009-07-07 19:16 | 連想ミックス

12AMシリーズ第1弾:「真夜中のガンスピン」

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               ↑ ジャケットをクリックすると始まりますが、
               (※1 前フリの後に、クリックしてくださいませ)
               (※2 なるべく、大きな音量でお楽しみください)

これは
先週末行われた「こども会」での模様です。
本当は「高度成長刑事」の第2弾をやるつもり、だったんです。
ところが、
いざDJセットを前にすると、
何故か、田宮二郎さんのお顔が浮かび、

「1発目は挨拶代わりだ。2発目はドテっ腹に噛みつくぜ」

な、
セリフが頭から離れなくなってしまいました。

これです。



タイガーが子供の頃、夢中になった大映映画、
「犬」シリーズ。
大映さん得意の路線です。

田宮二郎さん扮する、
社会適合ゼロだけど、実は
組織犯罪に一人立ち向かう腕利きガンマン(笑)、鴨井大介。
(ルパン三世と次元大介のモデルです)

そして、
彼を追いかけながらも、結局いつも協力しあってしまう
天知茂さん扮する、刑事ショボクレ。
(銭形警部、刑事コロンボ(ビジュアル)のモデルです)

更に、
鴨井と敵対しつつも、いつしか友情が芽生えて行く
元暴力団幹部にして射撃の名手、
成田三樹夫さん扮する風間。
(原だったり、蒲生だったり、シリーズによって変わります)
(ほんで、こっちは石川五右衛門のモデル)
なんていう、
市川雷蔵さん以外の「大映ニヒル軍団」で固められた
しかも、原案&脚本は藤本義一先生、な
そしてサウンドトラックも、ラテンジャズ全開の
山内正(ザ・ガードマン)&菊池俊輔(キイハンター)両先生、な
(タイガー的に)凄い映画シリーズです。

鴨井の「曲射ち」。
銀球鉄砲で、たくさん練習しました。(笑)
大きくなってからも
ビデオテープが伸び伸びになるまで、何度も観ていました。

前フリが長くなって、すみません。
そんなシリーズが、何故か浮かんでしまったんです。
路線を変更することにしました。

タイガーが大好きだった「犬」シリーズを
21世紀のアーティストが
サウンドトラックだけをリメイクしたら、
どうなるか?

これをミックスで実現することにしました。
今回は「こども会」なので
ダンス向けになっております。

ちなみに、「ガンスピン」とは



この冒頭で、田宮さんがクルクルする、これのことです。


では、少々解説を。


1.クラブ「笹」 ( Honey Jazz / Mousse T & Emma Lanford )


やはり映画の冒頭は、アクションシーンです。
キレイなお姉さんのお尻を追って、
思わず入った高級クラブ「笹」。
鴨井大介(田宮二郎さん)、
お姉さん達をハベらせ、飲み食いに、ダンス、
悪の匂いまで嗅ぎつけます。
ボーイさんの告げる「お勘定」額に、ブチ切れます。
「こんなもん、払えるか!」
さぁ、暴れていただきましょう。

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幕開けは、
ドイツのニュージャズの刺客、
ムース・ティー率いる彼のオーケストラと、
何故か、坂本スミ子さんを彷彿とさせるエマ・ランフォード嬢の歌声の
パンチの効いた、このラテン・ナンバーから。

このムース・ティー。
あるときは作編曲家、あるときはピアニスト、あるときはDJ、
その正体は「ペパーミント・ジャム」というレーベルのオーナー&プロデューサー。
ここは、とても素敵なアーティストが勢ぞろいですよ。


2.ショボクレ刑事登場 ( Relaxin' at Club Fusion / Koop )

「また、お前か」
鴨井の尻拭いをする格好で、ショボクレ刑事(天知茂さん)登場です。
飄々とした中にも、的確な推理力とストイックな正義感。
そして、この渋さ。
「カリオストロの城」「DEAD OR ALIVE」での銭形警部にも通じるものがあります。
アップライト(ウッド)・ベースが似合います。
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スウェーデンから、
北欧クラブ・ジャズ・シーンの立役者・クープのナンバーで。


3.鴨井大介のテーマ ( A Little Something / Diesler feat. Laura Vane )
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UKの作曲家/DJ・ダイスラーとローラ・バーン嬢の
軽快ながらハードボイルドなラテン4つ打ち。
こういう
身の軽さ、腰の軽さ、と
どこか筋の通った美学を併せ持つようなイメージは、
ルパン三世と次元大介を混ぜあわせたキャラクター・鴨居大介を
彷彿とさせます。

4.調査!( Dreamer / S-Tone.Inc)
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ニュージャズ・シーンの中心人物、
イタリアのストーン・インクのミステリアスなラテン・ナンバー。
こうした雰囲気となると、
鴨井大介の単独調査、な感じです。
ちょっと女性がらみで。


5.好敵手 ( Eclipse / Soulstance )
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なんか普通のスナップですみません(笑)。
でも、凄い面々なんですよ。
またしても、イタリアから。
彼らもまた、ニュージャズ・シーンの中心人物です。
ソウルスタンス。
とても華麗です。
でも、何か、におう。
この何とも「うさん臭い」感じが、
成田三樹夫さん扮する鴨井大介の好敵手。
まだ
「工藤ちゃ~ん」化する前の、
怪優化するまでの成田三樹夫さん、って凄く格好いいですよね。
何たって、大映の看板だったんですから。
でも、やっぱり
何か、におう。

6.真夜中の令嬢 ( The God of the Yoruba / Gerardo Frisina)
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またまたイタリアから、
ジェラルド・フリシナ。
もはや、
ニュージャズ、ダンスジャズ界では重鎮に近いポジションの人です。
ラテン、特にアフロ・キューバンに傾倒している彼ですが
これは、珍しいボサ寄りのナンバー。
南米のミクスチャーみたいなところが
優しいミステリーを醸していて、
真夜中の令嬢な感じです。
きっと、
事件の鍵を握っているんです。


7.愛のテーマ ( This Is What You Are / Mario Biondi )
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イタリアから、もう1本。
彼も、ニュージャズ・シーンの重鎮ですね。
マリオ・ビオンディの常夏なナンバー。
少し、中抜きの、鴨井大介・愛のテーマ。


8.救出!! ( New Standerd / Nicola Conte )
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さらに、イタリアから、ニコラ・コンテです。
もう、この人もニュージャズ界の定番人物ですね。
このトランペット&ラテンな緊張感が
鴨井大介の男の美学です。
そうと知りつつも、
誰かを助け出すために
組織の罠に飛び込んで行くんですよ。

9.アジトへ ( Ebatule / Belladonna)
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うーわ、
びっくりしますよね。
ベラドンナ、なんて言うから、どんな美女なんだろうと思うでしょ。
正体は、おっさんですよ。
でも、ただの、おっさんじゃない。
一応、「Sex and the City」にも楽曲を提供するような人物です。
本名は、マリツィオ・ベラドンナ。
本名だと言っていますが、苗字は、たぶん、嘘。
DJもやってます。

こういう感じは、アジトへ潜入ですよ。
虫も鳴いてるし、
鴨井大介、本気モードです。

10.犬と刑事と早撃ち ( Chok-A-Blok Avenue / Barrio Jazz Gang )
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はい、またまたイタリア、。
バリオ・ジャズ・ギャングです。

鴨井大介の単独行動を、
「水臭ぇじゃねえか」
と成田三樹夫さんの加勢。
あ~んど、
「お前の骨は、わしが拾う決まりだ」
天知茂さんまで、加勢。

して欲しいんです。


11.勝負! (Hip Hip Chin Chin / Club Des Belugas)
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ちょっと、タイトルが、アレですけど
ドイツから、クラブ・ド・ベルーガです。

田宮二郎さん、成田三樹夫さんの早撃ちに
天知茂さんも加わり、
銃声炸裂のクライマックスで、ございます。

12.エンドロール ( Downside Away Blues / Big Mojo )
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最後もイタリアから、新鋭・ビッグモジョ。

ちょっと、時代が
60年代から70年代に飛んだような、
ラテンからファンクに飛んだ感はありますが、
何となく、
こういうゴッタ煮感が、大映映画さんらしいのかなぁ
という、
極めて私的な解釈に基づいたラスト・チューンでございます。


また長大なものになってしまいました。

最後まで、
お付き合いいただき、
本当にありがとうございます。

この「ガンスピン」も、シリーズ化する予定です。
というのも、
実際に、このミックスをやってみて
もの凄く消化不良だったんですね。
要は、
足りないんです。
本当は、倍くらいやりたかった。
だから、
そのうち、きっと第2弾をやると思います。

「高度成長刑事」に「ガンスピン」...
この子供部屋の
おもちゃが増えてゆきますが、
あまり、
散らかさないように
遊んで行きたいと思っております。

では、

また、お目にかかりましょう。
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# by tiger_tanaka | 2009-07-01 16:41 | 12AMシリーズ【R22】

世界の音楽家カードNo.4:ジミー・スミス親父

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ハモンド親父、
ミュージカード社製「世界の音楽家トレカ」に登場です。

親父、って。
タイガーごときが、そんな馴れ馴れしくできるはずはないのですが、
なんとなく、そんな敬称が出てきてしまいます。

この子供部屋もシーズン2「幼稚園児編」に入ってまいりました。

タイガーが親父に遭遇したのは、幼稚園の年少の頃。
以前の記事にも触れました「婆タイガー」から、

「はい、猫ちゃん」

そう手渡されたのが、これ。



そもそも、ジミー親父のものは全てが名盤なんですが
大定番中の定番にして、名盤中の名盤、
1964年、ヴァーヴから発表された「ザ・キャット」です。

そしてこのアルバムの「お供」は、
「あの頃」な皆さんお馴染み、
ラロ・ミッション・インポッシボー・燃えよドラゴン・シフリン先生ですよ。
ホーンが、ふふ~ん♪ でしょ?
もう、シフリンvs親父、みたいなアルバムで、今聴いても、とっても楽しいんです。

でも、
んなこと全くわからない当時のタイガー、
オルガンがこんな風になるんだ!?っていう驚きと、
このウネウネ感(この頃、グルーヴなんて言葉知りませんでした)に大興奮です。
だって、それまでのオルガンっていやぁ、
お遊戯用の先生が弾く、アレか
ジャズでもイージーリスニングでも、ほとんど、
白玉(全音符でダラダラ鳴らすことです(笑))な「添え物」扱いでしたし、
ちょっと早いパッセージでタイガーが知ってるもの、といえば
「キューピー3分間クッキング」くらいなもんです。

あんなに夢中になったストリングスから、
オルガンに鞍替えです。

だってね、すごく楽しそうなんですもの。
ジャケットも「猫ちゃん」ですし。

そして以後、
タイガーが「黒い」方向へ突っ走る、きっかけとなったアルバム。

その「猫ちゃん」から、もう1発。
「猫ちゃん」



1925年生まれのジミー親父、
ご両親がピアニストだったこともあって
9歳の時には、ラジオのアマチュア・コンテストで入賞するほど。
で、何故か、お父さんとタップ・ダンスのデュオを組んで
クラブ回りをする10代を過ごします。
ちゃんと音楽学校で教育を受けるのは、その後で、
ベース → ピアノ → ギター → ドラム と、1グループ分を学びます。
ハモンド・オルガンも、ちょっとだけ弾いていたようですが
デビューは、ピアニストとして。

そして、運命の人。
ワイルド・ビル・デイビス翁のプレイに出会います。



そりゃもう、メラメラしちゃったんですって。
それから2年間の山ごもり(山かどうかは、知りません)の末、
ハモンド・オルガンを我が物とすると、トリオを結成します。
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うへぇ、格好いい!!
クラブでは、一躍評判だったそうです。
翌年の1957年(レコーディングは、56年)には、「ブルーノート」からデビュー。
そこからは、看板街道まっしぐら。
レーベルをヴァーヴに移した後も、ご自身のレーベル「Mojo」設立後も、
ストイックに進化を続けてゆきます。


これは、ずっと先のシーズンで、お話させていただくと思うのですが、
タイガーの中では、
いつからか、親父は、ジャズの人じゃなく、ファンク系の人になってゆくんですね。

アフリカ系の血、のようなものが
そのキャリアと共に、色濃く表に滲んでくるような。
そんな人に思えて仕方がないんです。
(タイガーは、やがて、その「血」に深くかかわることになるのですが、
それはまた別のお話で。)
タイガーは、大変、単純に出来ている人間なので
そうしたカタチにならない「何か」に、
なんだか見えている気になって、
勝手に胸を打たれてしまうことがよくあります。(笑)

では、
ファンクな親父を、




歌う!親父も、




BADな親父も!!(マイコー王子をクリック!)
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0:29 から出現する若いウェズリー・スナイプス!
それはいいとして、

イントロから
シンセ・ベースの後ろで、唸る親父のフットペダル!
1:14 からスタートする親父のコード!
3:47 から始まる親父のソロ!
これは、12インチ・シングル「Extended Mix」特典。


はぅ~ん♪ 親父のオルガン、格好いいな~。
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そんな訳で、
本日は
モダンジャズ界に、ファンクなハモンドオルガンを持ち込み
フロント楽器として成立させた巨人、
ジミー・スミス親父のお話を、ちょっとだけ、させていただきました。
今後、また別バージョンのプレミアム・トレカで登場するかもしれません。
そして、
「高度成長刑事」シリーズ第2弾、
「真夜中の高度成長刑事」のラインアップにも入るかもしれません。


では、このあたりで。

また、お目にかかりましょう。
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# by tiger_tanaka | 2009-06-24 16:29 | 世界の音楽家カード

お茶の間シリーズ 第1弾:レス・バクスター in「魔法使いサリー」

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ジャケットをクリックすると、はじまります。

お茶の間シリーズと題してお届けするのは、
先週から、当子供部屋で(だけで)話題沸騰の

もし「あの頃」の、とある米国TVドラマ制作会社が、
「奥様は魔女(Bewitched!)」への対抗番組として
「魔法使いサリー」をリメイクしたら・・
そのサウンドトラックとは、どんなもの?

という、またまた「馬鹿馬鹿しい」企画でございます。

なんと、サウンドトラックを担当するのは
レス・バクスター殿下!!
そして、コンパイル(ミックス)は不肖タイガータナカ。

題して、
「レス・バクスター in 魔法使いサリー」
 ※番組自体は米国内放送ですので、原題は「Enchanted!」となっております。


それでは、解説とともに、お楽しみくださいませ。
今回は、ストーリーというよりも
イメージ・アルバムの体を成しております。

1.メインタイトル ( Les Baxter / Shooting Star )
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前回の記事でも紹介したジャケットですが、
1958年、殿下の宇宙旅行「Space Escapade」から。
この、魔法感。
そして、なんとなく「わんぱく」なパーカッション。
OPとして相応しい感じです。

2.かわいい魔女がやってきた( Les Baxter / Dancing Diamonds )
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殿下、1960年のアルバム「 Jewels of the Sea」から。
サリーのテーマです。

3.いたずら大作戦 ( Les Baxter / The Clown On The Eiffel Tower )
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こちらも前回、ジャケットをご紹介した
「Round the World with Les Baxter」
殿下と世界一周、なアルバムから。
この「木琴」とストリングスのピチカート(指でつまんで弾く奏法です)
が、とっても「いたずら」な感じです。
これは、カブのテーマ。

4.サリーと王女 ( Les Baxter / Earth Light )
1曲目と同じ「Space Escapade」から。
ロマンティックな中にも、少しエレガントな香りがします。
サリーのサブ・テーマとしての
「王女性」というのか、「王女としての使命」と
「乙女」の間のサリー。

5.素敵な学園 ( Les Baxter / Ricordate Marcellino )
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学校な感じがします。
よっちゃん、すみれちゃん、確か(名前を忘れました)ハンサムな先生とか、
そんな情景が浮かんで、選択してしまいました。
おフランスを題材にしたアルバム「Confetti」から。

6.パパはにせもの ( Les Baxter / Sabre Dance )
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日本の「サリーちゃん」。
パパが怒るシーンでは、必ずといっていいほど
ムソルグスキーの「禿山の一夜」がかかっていたのを思い出しました。
そこで、
思わず手に取ったのが
ハチャトゥリアンの「剣の舞」の、殿下カバー。
でも、ちょっとかわいいので、カブがパパに成りすまして、
いたずらをするエピソードに。

7.大好きママ ( Julie London / Make It Another Old Fashioned )
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この企画を考えていたときに、何故か最初に浮かんだのは
サリーのママ = ジュリー・ロンドン姉。
やはり、人気番組の対抗番組ですから
キャスティングは、こういうところで豪華にしていただきましょう。
そして大スターの出演ですから、ご本人の歌を挿入しないわけにはいきません。
サリーママ、ゴージャスに登場です。

8.魔法を見ちゃった ( Les Baxter / Bangkok Cockfight )
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ちょっとしたサスペンス。
ご近所のおば様に見られちゃいます。
でも大丈夫。
マハリクマハリタで記憶を消します。

9.パパ助けて! ( Les Baxter & 101 Strings / Flight in the Andes )
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いつも厳しい魔法国の王様・パパ。
でも子供には、めっぽう甘い。
そんなパパのテーマです。
殿下、英国でのレコーディング・アルバム。
ストリングス集団、101ストリングスとの競演「Que Mango!」から。

10.魔法なマンボ ( Les Baxter / One Thousand Cockatoos )
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この子供部屋のお友達、おで様から見せていただいた
オリジナル「魔法のマンボ」を聴いたときに、
浮かんでしまった曲。
パーカッション=カブ、というイメージは、この時についてしまったんです。
オリジナルに敬意を表して。

11.わんぱく3人組 ( Les Baxter / Balinese Bongos )
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(笑)
殿下の、「人を喰う」この感じ。
ジャングルとか、アフロとか、
音楽そのものが、殿下の「おもちゃ」だったのでしょうね。
本気で遊び、
多くの方に、豊かさをもたらし。
結果、それが商業として成り立つ。
大好きです殿下。
んで、これの何処がアフロ? ジャズ?
いいんです。
そんなところが「よっちゃんと3つ子の弟」

12.コマーシャル・ブレイク ( Jerry Shard / Can, Can, Can )

こちらも、おで様インスパイア・トラック。

あの頃な方は「コマーシャル・ブレイク」といえば当然、

電話は2番ですよ。
三時のおやつは、文明堂さんですよ。

カステラ1番 in USA。

13.横丁の王子様 ( Les Baxter / Mai Tai )
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サリー初恋です。

14.おしゃまなポロン ( Les Baxter / Girl From Nassau )

2曲目と同じ、殿下が「リトル・マーメイド」のサウンドトラック、
というコンセプトで制作した「Jeweles Of The Sea」から。
このアルバムは本当に、かわいい楽曲が多いんです。
ポロンのテーマです。

15.ミニミニ奥様 ( Les Baxter / Festival Hop )
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殿下、1955年のアルバムから。
何だか、殿下の根底にもルロイ・アンダーソン卿の影響が見え隠れしています。
ナベを叩くような音が、
サリーのキッチン、な感じがします。

16.3人娘の友情 ( Les Baxter / The Other Side of the Moon )

1、4曲目と同じ、殿下の宇宙旅行「Space Escapade」から。
サリー、よっちゃん、すみれちゃん.
3人娘のテーマです。

17.ママの子守唄 ( Julie London / Lonley Girl )
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ママ再登場です。
子守唄で、夢の中です。

18.日本から来た傘 ( Les Baxter / Japanese Parasols )

3曲目と同じ、殿下と世界一周!から。( Round the world with Les Baxter だってば)
殿下、日本を題材にした曲もお作りになってらっしゃるんです。
「あの頃」、
「日本傘」は「安かろう悪かろう」な日本製品の代名詞。
それを見事に払拭してくださったのは、井深大さん、盛田昭夫さん率いるソニー。
テープレコーダー、トランジスタ・ラジオ、そしてテレビ。
ママの子守唄で眠る、カブとサリー。
夢の中で
日本からの「人々を豊かにする」テクノロジーという魔法を
予見しているかもしれません。
すみません。
個人的なオマージュです。

19.サリーの休日 ( Les Baxter / Sea Nymph )

2、14曲目と同じ殿下の、擬似サウンドトラック「Jewels of the Sea」から。
楽しい休日ながらも、
何故か胸騒ぎが。


20.最後の魔法 ( Les Baxter & 101 Strings / On a Warm Night )
21.さよならサリー ( Les Baxter & 101 Strings / Affair in Arruba )

9曲目と同じ「Que Mango!」から、
米国版「魔法使いサリー」シーズン1、クライマックス。

魔法を使えることを知られてはならない。
知られたなら、人間界にとどまることは出来ない。

それを覚悟で、
人々を救うために
サリーは魔法を使います。

そして、彼らの記憶を消さなければならないのです。

21.魔法の国へ ( Les Baxter / It's A Big Wide Wonderful World! )
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これは、前回の記事の YouTubeで、ご紹介しました。
殿下の珍しい、オールカバー・アルバム「Sesational!」から。

さぁ、涙を拭いて、魔法の国へ出発するのです、な。(笑)
無理やりな大団円は、
このくらいゴージャスに行きたいものです。
ところで、
本国オリジナルのサリーちゃん最終回って、
一家の皆さん、どうやって帰りましたっけ?
何かに乗っていたと思うのですが。
たしか、飛んではいなかったと思うのですが。
このイメージは、ファルコンか何かに引っ張られる
メルヘンな馬車的乗り物なんですけどね。

22.エンドロール ( Vic Damone / Little Girl )
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もう、どんな展開になろうと、
これをラストに持ってくるのは、ハナから決めていました。
スィンギー色男・ヴィック・だもん兄貴です。
ちょっとセクシーですけど、
華やかなバッキングで、エンドロールです。


あぁ、曲数が多かったので
かなり
駆け足で、ご紹介してまいりました。
当時の音源というのは、短いんですね。
1分とか、2分とか。
それでいて、満足な構成にしようと思うと
20曲以上は必要になってしまうし、
それでも50分にも満たないとか。

もう、お腹いっぱいですよね。
こんな「子供」の「お遊び」にお付き合いいただいて、
恐縮至極でございます。

だいたい、この辺りまでが
タイガーの子供部屋、第1シーズン「幼児編」です。
この後、シーズン2「幼稚園編」
シーズン3「小学校低学年編」

続いてまいります。

まだまだ、タイガーの子供部屋は成長してゆきますが
今後も
お付き合い頂ければ、幸いでございます。

それでは
本日はこのへんで。

また、お目にかかりましょう。
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# by tiger_tanaka | 2009-06-21 21:17 | お茶の間シリーズ