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世界の音楽家カードNo.3:レス・バクスター殿下

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「サリー」はどうした?

日曜日が来ないと、ダメなんです。
ごめんなさい。
この子供部屋に、お友達が揃わないと何も出来ないタイガーなんです。

それまで、また与太にお付き合いくださいませ。


「高度成長刑事」にも収録させていただきました、
レス・バクスター殿下、
ミュージカード社製「世界の音楽家トレーディング・カード」に再登場でございます。

この方も、これまでの音楽家の皆さん同様、
幼少期の頃、家族に与えられた魔法使いです。

母タイガーの母、というのがおりまして。
要するに、婆タイガー、な訳なんですが。
この人が、母タイガーより厄介な
(ちょっと諸事情により詳細を省きます(笑))
ジャズの歌い手なんてものをしていたんですが、
「子供向けジャズ」という勝手な彼女の価値観で
タイガーに大量に与えたのが、バクスター殿下だったのです。

こんなのとか
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こんなのとか
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こんなのとか
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もう他にも「人魚さん」だとか、「サバンナさん(誰だよ)」とか、
(すみません。幼なタイガーはジャケットに人格を持たせるクセがあったんです・・)
もうジャケットだけで、喰いつきますよ。
幼なタイガーにとっては、これだけで、婆ナイスなセレクション。

で、中身を聴くと!!



こ~んなような世界が展開するんです。
もう、これまで我慢して読んでくださっている皆さんは、お判りですね。
そう、
これこれ!ストリングス!!
観てください、この編成ですよ。
弦の軍団ですよ。
幼なタイガー、(実際にこの曲ではありませんけども)大興奮ですよ。
そして、
パーカスです。

夢見る、うっとり~なストリングス(オーケストラ)に、
こうしたトライバル要素をクロスオーバーさせる
っていう辺りが、
乱暴な言い方をすれば、エキゾチカたる由縁で
その大家に祀り上げられちゃったんですけども
実は、たいしてエキゾチックじゃなかったりします。
殿下のフォロワーで、更にエキゾチカを極めたマーティン・デニーという方が
いらっしゃるんですが、その辺のお話はまた、別の機会に。
んで、殿下の場合、
要は「気分」。

「エキゾチックな感じ」

ムードですね。

ご本人も仰るようにね。



でも、バクスター殿下。
そんなんばっかりじゃない!

こんなスタンダードだって、ほら。



あ、怪しい・・・。
オケに振っちゃったりするし、
これじゃ「ピアノ協奏曲:枯葉」・・・。
いやいや、でもでも、
これでいいんです、殿下は。
この「人を喰ったような」仕上がりも殿下の魅力。
ピアノの腕だって素晴らしい。うるさいけど。リチャード・クレイダーマンみたいだけど。

じゃ、ちょっとだけ
ビル・エヴァンス大先生の、ちゃんとした(笑)「枯葉」を。



はぅ~ん♪

いやいや、こっちは「大人用」。
あくまで、参考資料として引き合いに出させていただきました。

話を元に戻して。
結局、タイガーの場合、
「夢見るストリングス」とそのハーモニクスがツボ。

ルロイ・アンダーソン卿

レス・バクスター殿下

アレクサンダー・カレッジ翁

これが
タイガーの「夢ストの殿堂」への道のようです。

今回の「サリー(Enchanted!(仮)」には、たっぷりと
殿下のエキゾチカじゃないトラックを収録しようと目論んでいます。
でもね、
レコードの損傷が激しくて。(恐らく幼少期のヘビーローテーションが原因です)
残念な音が混じるかもしれませんが
そのあたりは、ご容赦ください。

最後に、アレクサンダー・カレッジ翁のエキゾチカを。



それでは、
週末、またお目にかかりましょう。
by tiger_tanaka | 2009-06-19 17:50 | 世界の音楽家カード
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